記事を見て頂きまして、ありがとうございます。この記事ではSFC修行でよく検討されている、クアラルンプール(KUL)路線は2020年のSFC修行で使えるのか?について検討して見ました。
こんな方におすすめ
- 2020年、SFC修行を検討している方
- KULタッチをルートに入れるべきか悩んでいる方
- 海外発券を検討している方
SFC修業のやり方を色々調べていると、KULタッチと言う言葉がよく出てくるかと思います。
これはKUL=クアラルンプール(マレーシア)に日本から出発し到着後すぐに、日本に戻ってくることを指します。
PP(プレミアムポイント)を貯めるためだけに飛行機に乗るのですが、飛び先として日本からそこそこ距離がある、かつ路線倍率が1.5倍のアジア・オセアニア路線を検討すると、必然的に距離があり、航空券も安いとされるエリアでKUL(クアラルンプール)が浮上するためです。
長いので、結論だけ最初に書きます。
プレミアムエコノミーのクラスNによる積算率が70%と2018年末に改悪したことにより、PP単価は高騰傾向。2018年以前は有効だったのかもしれないですが、現状中々厳しい路線になっているのが現状だと思います。
チケット発行の考え方や、探した条件、結論に至るまでの整理をこの後記させて頂いております。
■目次
- 1 KULチケットの条件
- 2 ①KULタッチ 2020年ローシーズン4/13~4/14 羽田発着 エコノミー利用の場合
- 3 ②KULタッチ 2020年ローシーズン 4/13~4/14 成田発着 エコノミー利用の場合
- 4 ③KULタッチ 2020年ローシーズン4/6~4/7 羽田発着 プレミアムエコノミー利用の場合
- 5 ④KULタッチ 2020年ローシーズン4/6~4/7 成田発着 プレミアムエコノミー利用の場合
- 6 ⑤KULタッチ 2020年レギュラーシーズン7/13~7/14 羽田発着 エコノミー利用の場合
- 7 ⑥KULタッチ 2020年レギュラーシーズン7/13~7/14 成田発着 エコノミー利用の場合
- 8 ⑦KULタッチ 2020年レギュラーシーズン7/13~7/14 羽田発着 プレミアムエコノミー利用の場合
- 9 ⑧KULタッチ 2020年レギュラーシーズン7/13~7/14 成田発着 プレミアムエコノミー利用の場合
- 10 ⑨KULタッチ 2020年ハイシーズン8/3~8/4 羽田発着 エコノミー利用の場合
- 11 ⑩KULタッチ 2020年ハイシーズン8/3~8/4 成田発着 エコノミー利用の場合
- 12 11 KULタッチ 2020年ハイシーズン8/3~8/4 羽田発着 プレミアムエコノミー利用の場合
- 13 12 KULタッチ 2020年ハイシーズン8/3~8/4 成田発着 プレミアムエコノミー利用の場合
- 14 KULタッチ検証についてまとめ
KULチケットの条件
①土日で完結できること
僕はサラリーマンなので、土日しか休みがありません。なので、基本土日で修行するしかなく。本当は平日の方がコストが安いのでそちらでやりたいのですが、土日で見て見ます。
②チケットを発券する時期
ANAのチケット閑散期(ロー)と、通常期(レギュラー)、繁忙期(ハイ)の二つで検討して見ます。
下記画像がANA国際線、アジア発のロー・レギュラー・ハイシーズンの早見表なので、
この表に則り、ローは4/1~25の土日、レギュラーは7/1~8/1の土日、ハイは8/2~8/19の土日で検討します。
③席(シート)
エコノミーとプレミアムエコノミーの二つで検討します。日系航空会社のビジネスクラス利用はコストがかさむので。
④羽田or成田発の2パターン
そもそも羽田と成田のどっちを使えばいいのかがよく分かっていないため。
上記4つの条件でシミュレーションして見ました。
①KULタッチ 2020年ローシーズン4/13~4/14 羽田発着 エコノミー利用の場合
往復合計207,140円。
獲得プレミアムポイントは往路がエコノミーのUなので3,504ポイント。復路はマレーシア航空はスターアライアンスに加盟していないので、香港-羽田のみプレミアムポイントが加算され、3,134ポイント。合計プレミアムポイントは6,638ポイントとなり、PP単価は31とかなり厳しい状況。
②KULタッチ 2020年ローシーズン 4/13~4/14 成田発着 エコノミー利用の場合
往復合計205,810円。獲得プレミアムポイントは往路がエコノミーのUで3,504ポイント復路はタイ国際航空はスターアライアンス加盟なのでプレミアムポイントは加算され、クアラルンプール-タイ間のプレミアムポイントは1,570(マイル)×100%×100%+0ポイント=1,570プレミアムポイント。
詳しい計算方法については下記記事ご参照ください。
タイ-成田間はエコノミーのMクラスなので4,703ポイント。
合計プレミアムポイントは9,777ポイントとなり、PP単価は21とこちらも厳しい状況ではあるが、成田発の方が羽田よりもベター。
③KULタッチ 2020年ローシーズン4/6~4/7 羽田発着 プレミアムエコノミー利用の場合
なんともうすでに復路のプレエコが売り切れている状況。条件当てはまらないですが一応計算。往復合計275,340円。獲得プレミアムポイントは往路の羽田ーシンガポールはプレエコのGなので5,368ポイント。シンガポール-クアラルンプール は213プレミアムポイント。復路のクアラルンプール-香港はマレーシア航空でスターアライアンスではなくワンワールドなのでプレミアムポイント対象外香港-羽田のプレミアムポイントは3,818プレミアムポイント
合計プレミアムポイントは9,399ポイントとなり、PP単価は29とやはりかなり厳しい状況。
④KULタッチ 2020年ローシーズン4/6~4/7 成田発着 プレミアムエコノミー利用の場合
往復合計226,080円。獲得プレミアムポイントは往路はプレエコのGなので5,407ポイント。復路はタイ国際航空はスターアライアンス加盟なのでプレミアムポイントは加算され、バンコク-クアラルンプールのプレミアムポイントは743(マイル)×100%×100%+0=743プレミアムポイント。
バンコク-成田はプレエコのGなので4,703
合計プレミアムポイントは10,853ポイントとなり、PP単価は20.8とエコノミーよりはまだ良い状況。
⑤KULタッチ 2020年レギュラーシーズン7/13~7/14 羽田発着 エコノミー利用の場合
①の時期違いで見て見ましたが、PPポイントはおよそ30で相当厳しい
⑥KULタッチ 2020年レギュラーシーズン7/13~7/14 成田発着 エコノミー利用の場合
往復合計182,510円と少し先の分コストは下がっているが、
エコノミーのUということもあり、プレミアムポイントは往路3,504、復路3,477の合計6,981と、
PP単価で見ると26とこちらも厳しい状況
⑦KULタッチ 2020年レギュラーシーズン7/13~7/14 羽田発着 プレミアムエコノミー利用の場合
こちらも復路はビジネスしかない状況。
往復合計は267,100円で、およそPP単価は25超えと厳しい。
⑧KULタッチ 2020年レギュラーシーズン7/13~7/14 成田発着 プレミアムエコノミー利用の場合
シルクエアー航空が入ってるので成田-シンガポールの往復のPPを計算。
往復合計は186,250円で、往復プレミアムポイントは5,368の2倍の10,736。
PP単価は17.3とここまでで一番良い状況。
⑨KULタッチ 2020年ハイシーズン8/3~8/4 羽田発着 エコノミー利用の場合
往復207,140円で、①と同じくPP単価はおよそ30で厳しい状況。
⑩KULタッチ 2020年ハイシーズン8/3~8/4 成田発着 エコノミー利用の場合
往復182,510円ではあるが、エコノミーのUで積算率が70%と低く、プレミアムポイントが3,477×2=6,954となり、PP単価は26.2円と、こちらも高騰傾向。
11 KULタッチ 2020年ハイシーズン8/3~8/4 羽田発着 プレミアムエコノミー利用の場合
往復合計126,740円!プレミアムエコノミークラスNで合計プレミアムポイントは3,904×2=7,808。PP単価は16円とベストを更新!ただしNクラスなので70%の積算率でNクラスの改悪が響いている状況。
これが2018年12月以前の場合であれば、プレエコのGで5,407×2の10,814ポイント付いたのでPP単価は11.7とかなり優秀だったのですが。
12 KULタッチ 2020年ハイシーズン8/3~8/4 成田発着 プレミアムエコノミー利用の場合
往復合計186,250円。
ただしシルクエアーが入ってるので、プレエコのEクラスのシンガポール往復で見ると、プレミアムポイントは5,368×2=10,736となり、PP単価は17.3円となりました。
KULタッチ検証についてまとめ
前半の7月頃まではロー・レギュラーシーズンにも関わらず、チケットを検討するのが遅いのが原因か、なかなか厳しい状況。
ハイシーズンで検討した11のプレエコが13万弱とチケットとしては安いものが出てきましたが、プレミアムエコノミークラスNで積算率が70%の結果故、PP単価は最安値となりましたが、16円とかなり厳しい結果に。
プレエコの改悪が2018年12月にあった影響が響いている状況かと思います。
試しに12月でも見ましたが、プレエコのNで同じ13万弱が最安なので、プレエコを利用した現状KULタッチはオススメできないと思いました。
2018年12月以前のプレエコGクラス換算ではPP単価は11.7なので、少し前なら有効だったという解釈です。
今年度修行をしようとしている自分の中でKULタッチは外すことにしました。また、検証のやり方ですがすごい非効率だったのでもうちょっとやり方考えます(最初に考えろよという感じですね。。。)
また状況変われば更新します。
Nクラスの登場でプレミアムエコノミー利用のクアラルンプールルートは海外発券含めて厳しいですね!!!KUL発券ビジネスクラスに石垣のアドオン利用ならPPは一番稼げますが、費用がそれなりにかかります。ANAさんは、今年の修行者にはなかなか厳しいですね(笑)
いやー、本当ですよね、
Nクラスの70%はかなり効率悪くなっちゃいますよねー。
仰る通り今年以降プレエコのKULタッチはしんどくなりましたね。。。
Nクラス適用後の今年SFCのベストルートはどこなのか、色々模索しておりました。。