【ANA/JAL】1マイルの価値は?いくら?

1マイルの価値は?アイキャッチ画像

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記事を見て頂きまして、ありがとうございます。この記事では1マイルの価値について整理しています。

こんな方におすすめ

  • 1マイルの価値を知りたい方
  • 現金でバックするのと、マイルに交換してバックするのがどちらが得かを計算したい方。

ANA/JALで獲得出来る1マイルって1円だと思ってませんか?

例えば楽天とか、Amazonなどで獲得出来るポイントって1ポイント=1円で使えるポイントがほとんどなので、1マイルも1円だと思ってる方が多いと思います。僕もそう思ってましたが、色々とそうじゃないということも見えてきましたので、その辺りを記事にして見たいと思います。

この記事では、1マイルの価値について、現金で航空券を買った場合とマイルで航空券を交換した場合。ANA/JALの色々な航空券と比較をしながら、分析してみたいと思います。

結論を先に書いてしまうとANA/JALの平均値で3.5円ということでこのブログでは結論付けてます。

航空券の考え方

航空会社は、世の中の動きに合わせて航空券の必要なマイル数を変動させています。

例えば新年の1月1日〜5日やゴールデンウィーク等はハイシーズンと呼ばれる繁忙期の設定になっており、同じ区間のフライトでも必要なマイル数が変わったりします。このシミュレーションでは、一般的なレギュラーシーズンで各社のチケットを国内線/国際線で検証して見たいと思います。

ANA便のチケットの検証

一般的にANAのチケットは下記の順番でチケットが安くなっていきます。①〜⑤のうち基本は⑤が最も安いです。

①ANA FLEX ②ANA VALUE ③ANA SUPER VALUE EARLY ④ANA SUPER VALUE  ⑤ANA SUPER VALUE SALE

⑤のSALEは突然セールとして売り出され、恒常的に購入出来るチケットでは無いため、②と④前提で購入を検討します。

ANA(全日空)の国内線利用の場合の特典航空券必要マイル数

発着場所に応じて必要マイルが変わります。

特典航空券必要マイル数

上記は一部ですが、例えば東京-沖縄はレギュラーシーズンで往復18,000マイルになります。東京大阪の往復は12,000マイル程度。

ANA(全日空)の国内線利用の場合①羽田-那覇利用

チケットはANA SUPER VALUE 75。今日は2019年2月4日で、レギュラーシーズン内の5/17(金)〜5/19(日)の日程で調べると下記のチケットが出てきました。かなり安いですね。但しANA SUPER VALUE 75は体調不良や急な出張などで、突然航空券の払い戻しをしなくては場合はそれなりの手数料が発生します(搭乗日13日前~出発時刻前だと運賃の60%など。)

沖縄往復料金のキャプチャ

レギュラーシーズンの羽田-那覇利用は往復必要マイルが18,000マイルなので、1マイルあたりの価値は1.3円となります。

チケットがANA VALUEの場合。こちらのチケットは出発がギリギリになってしまっても払い戻し手数料が運賃の5%程度となります。こちらのチケットに充当したと考える場合は下記のチケット料金になります。マイルで購入した場合、区間が同じであれば期間変更は出来ますし、取消手数料は3000マイルなので、こちらのチケットと同等に考えても問題はないと思います。

ANA VALUE で取った時の往復料金

この場合は1マイルあたりの価値は3.2円になります。

ANA(全日空)の国際線利用の場合

国際線はエリアごとにZONEという括りをつけて分けられています。ZONEは下図の様な区分になっていて、時期によって、ロー、レギュラー、ハイと消費するマイル数も異なります。

ANA国際線利用時のゾーン区分
日本 (Zone 1)日本
韓国 (Zone 2)ソウル
アジア 1 (Zone 3)北京、 大連、 瀋陽、 青島、 上海、 杭州、 広州、 厦門、 成都、 武漢、 香港、 台北、 マニラ
アジア 2 (Zone 4)シンガポール、 バンコク、 ホーチミン、 ヤンゴン、 ジャカルタ、 ムンバイ、 デリー、 ハノイ、 クアラルンプール、 プノンペン
ハワイ (Zone 5)ホノルル
北米 (Zone 6)ロサンゼルス、 サンフランシスコ、 シアトル、 サンノゼ、 ワシントン、 ニューヨーク、 シカゴ、 ヒューストン、 バンクーバー、 メキシコシティ
欧州 (Zone 7)ロンドン、 パリ、 フランクフルト、 ミュンヘン、 デュッセルドルフ、 ブリュッセル、 ウィーン
オセアニア (Zone 10)シドニー

必要マイルはこちらになります。基本は日本発着で検討しているので日本発でのマイルチャートになります。往復するのに必要なマイル数となっており、例えばハワイの往復だと、レギュラーシーズン、エコノミークラスで40,000マイル。ビジネスクラスで65,000マイルとなります。

ANA ゾーン別必要マイル数 ANAゾーン別必要マイル数②ANA必要マイル数 オセアニア地域
表記の利用クラスについて

Y:エコノミークラス

PY:プレミアムエコノミークラス

C:ビジネスクラス

F:ファーストクラス

エコノミークラスで航空券を購入する

ハワイ(ホノルル)(ZONE5)と2019年2月から便が追加になったウイーンのヨーロッパ(ZONE7)で計算して見たいと思います。

ANA(全日空)の国際線利用の場合①成田-ホノルル利用(エコノミークラス利用の場合)

レギュラーシーズンの必要マイル数は40,000マイルです。この時の金額を見てみると、

ANAホノルル往復料金

1マイル=2円の換算になります。

ANA(全日空)の国際線利用の場合②成田-ホノルル利用(ビジネスクラス利用の場合)

ビジネスクラス利用で成田-ホノルルを検証してみます。

ANAホノルル ビジネスクラス往復料金

必要マイル数は65,000マイルとなりますので、この場合の1マイルあたりの価値は3円となりました。

ANA(全日空)の国際線利用の場合③成田-ウイーン利用(エコノミークラス利用の場合)

レギュラーシーズンの必要マイル数は55,000マイルです。この時の金額を見てみると、341,000円。

ANA ウイーン 往復料金エコノミー

この時の1マイルあたりの価値は6.2円になります。

ANA(全日空)の国際線利用の場合④成田-ウイーン利用(ビジネスクラス利用の場合)

レギュラーシーズンの必要マイルは90,000マイルとなります。この時の金額を見てみると、51万円です。

ANA ウイーンビジネスクラス往復料金

1マイルを計算すると5.7円となります。

こうやって見てみると、距離が遠いところに対してマイルの力が発揮される状況が見て取れました。あまり国内の特典券は利用しない方がいいかもと改めて思いました。ANAの1マイルあたりの価値は1.3円〜6.2円程度だということもわかりました。

JAL便のチケットの検証

一般的にJALのチケットは基本は先得(28,45,55,75日前予約)が安いです。他にも特便割引21や特便割引1(ワン)特便割引3(スリー)特便割引7(セブン)などがありますが、突然の出張や旅行などで、先得75日前と比べると高くなっていることが基本ですので、この記事では75日前予約のチケットでシミュレーションいたします。

また、区間、期間についてもANAと同様でシミュレーションしていきます。

JAL(日本航空)の国内線利用の場合の特典航空券必要マイル数

JALの場合の特典航空券必要マイル数

上記画像は必要マイル数の抜粋画像となりますが、JALマイルの場合は通常必要マイルと、ディスカウントマイルと呼ばれる、期間に対応して必要マイル数が少なくなる特典航空券があります。更にJALカードを持っていてホームページからの申し込みの場合は500マイル更にディスカウントになります。

JAL(日本航空)の国内線利用の場合①羽田-那覇利用

今日は2019年2月4日で、レギュラーシーズン内の5/17(金)〜5/19(日)の日程で調べると下記のチケットが出てきました。チケットはウルトラ先得75でかなり安いですね。ちなみに購入後の解約にともなう手数料は取消日にかかわらず、当該運賃に対し約50%相当額の取消/払戻手数料を航空券1枚ごとが発生しますが、2019年3月31日以降の搭乗分から、搭乗日55日前までは取消手数料が掛からなくなりました。

JAL 羽田那覇往復航空券代金

この場合は5/17-19のチケットで、2019年4月1日(月)~2019年5月31日(金)が2019年のマイルディスカウント第一弾なので、更にJALカード所有で申し込みをすると、必要マイル数は11,500マイルとなります。この場合の1マイルの価値は2.2円となります。

JALの場合は特典航空券でクラスJ(ANAで言うプレミアムエコノミーとエコノミーの間)が普通席特典航空券の必要マイル数に、1区間・1名様ごとに2,000マイルを追加したマイル数が必要です。ANAはプレミアムエコノミーが2019年2月現在マイルで国内線の予約が出来ないので、少しランクとしては下がるとは言え、快適なシートで過ごせるのは嬉しいですよね。その場合のシミュレーションが下記です。

JAL の往復航空券 料金。那覇羽田。

この場合は必要マイルが11,500に加えて4,000マイルの合計15,500マイルとなりますので、1マイルの価値は2.8円になります。

JAL(日本航空)の国際線利用の場合

ANA同様に成田-ホノルルのエコノミーとビジネスクラス。ウィーンはないのでパリの往復をする場合をエコノミーとビジネスで検討して見ます。

JAL(日本航空)の国際線利用の場合①成田-ホノルル利用(エコノミークラス利用の場合)

レギュラーシーズンの必要マイル数はANA同様40,000マイルです。この時の金額を見てみると、

JAL成田-ホノルル間の運賃

75,000円なので、1マイル の価値は約1.9円となります。

JAL(日本航空)の国際線利用の場合②成田-ホノルル利用(ビジネスクラス利用の場合)

レギュラーシーズンの必要マイル数は80,000マイルです。この時の金額を見てみると、

JAL成田ーホノルル、ビジネスクラス料金

この時の航空券は220,000円なので、1マイルの価値は2.75円となります。

JAL(日本航空)の国際線利用の場合③成田-パリ利用(エコノミークラス利用の場合)

必要マイル数は52,000マイルです。この時の金額を見てみると、

JAL 成田ーパリ エコノミークラス料金

この時の1マイルの価値は、1.9円になります。

JAL(日本航空)の国際線利用の場合④成田-パリ利用(ビジネスクラス利用の場合)

必要マイル数は110,000マイルです。この時の金額を見てみると、最安値は50万。

JAL 成田ーパリ ビジネスクラス料金

この時の1マイルの価値は4.5円となります。

色々シミュレーションをして見ましたが、ANAよりもJALの方が1マイルに直した時の価値が若干低い感じがありますね。JALの1マイルあたりの価値は、1.9円〜4.5円と言うことが分かりました。

まとめ

・限られた路線かつ、限られた期間(2019年の5月の中旬)のため、全て網羅をした1マイルの価値ではないかもしれませんが、おおよそ距離が長い地点かつ、ビジネスクラスのようなクラスが上の座席を予約すると1マイルの価値は上がっていく傾向でした。基本は近距離ではなく、ハワイなどの旅行にマイルで行く。ということを前提に考えた上での算出になってます。

・あまり国内線をマイルで交換していくのは1マイルの価値が若干下がるので、より還元率を高く取りたい場合は国際線のビジネスクラスを狙うとより還元率が高くなりそうです。

ANAの場合は1マイル=1.3円〜6.2円

JALの場合は1マイル=1.9円〜4.5円

このANA/JALの平均値を算出して1マイルの価値を定めるとすると、3.5円ということになりそうです。

チケットによって変動がありそうですが。今後ファーストクラス含めて検証して見ます。ただし、ファーストクラスに乗ることはほぼないと思うので、一般的なマイルの価値ということで金額換算をするときはこのブログでは3.5円ということで進めて行きたいなと思いました。

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