ANA上級会員とSFC(スーパーフライヤーズカード)について

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ANA上級会員とは?

そもそも「上級会員」っていったい何?と知らない方も意外といますよね。

僕の親父が上級会員で、昔にSFCカードの家族カードを渡され今も持っているのですが、凄いカードなんだぞ。って言われたものの、当時全く知識ない僕は「へー、すごいんだ。でも何がすごいんだろう。飛行機乗らないし、とりあえずありがとー」という感じで、全く調べようともせず、宝の持ち腐れ状態になってました。自分で飛行機を乗るようになってそのありがたみがわかりました。

実はANAの会員の中でもランクが分けられているんです。それはファーストクラス・ビジネスクラスの航空券を買ったという方”以外”の何回飛行機に乗ったのか。という実績に基づいてANAが規定する区分方法なんです。何度も乗ってくださるお客さんにはサービスを厚くするのは当然のことですよね。上記のように、ブロンズ、プラチナ、ダイヤモンドってランクが上がって行き、「プレミアムメンバー」と呼ばれています。

上級会員の空港における特典

このプレミアムメンバーですが、空港で様々な特典を受けられるんです。

上級会員の空港における特典

優先チェックインカウンターの使用可能行列に並ばずに通り抜けることが出来ます。

専用保安検査場の使用可能行列に並ばずに通り抜けることができます。

優先搭乗の案内他の人より先に飛行機に乗ってゆっくり準備できる。

④航空会社ラウンジ(空港のラウンジではなく、航空会社が用意するラウンジ

手荷物受け取りの優先(荷物が優先的に出てくるので、待つ必要がない)

上記以外にも数々の特典がありますが、

このようなサービスを「上級会員」または「プレミアムメンバー」と呼ばれるマイレージメンバーなら受ける事ができます。

ちなみに、下記のチケットを購入した方もサービスを受けることが出来ます。

・国内線:プレミアムクラス

・国際線:ビジネスクラス/ファーストクラス

注意

マイルで特典航空券を購入する場合、ビジネスクラス,ファーストクラスの券を購入する場合、

これらのサービスは受けることが出来ますが、

プレミアムクラスの特典航空券はマイルでは購入できないため、これらのサービスを受けることはできません。

上級会員であれば、航空券のランクにかかわらず、エコノミー利用だとしてもこれらのサービスだけでなく、様々なVIP待遇を航空会社から受ける事ができるのです。

上級会員ステータスのメリットまとめ

そんな上級会員のVIPな特典内容をまとめてみると

シーン特典内容ブロンズプラチナダイヤモンド
予約専用サービスデスク
国内線先行受付
予約時空席待優先
特典航空券優先国際線のみ
空港優先チェックインカウンター
手荷物許容量優遇
専用保安検査場利用
優先空席待ち
ANAラウンジ利用
ANA Suiteラウンジ利用
優先搭乗
手荷物優先受け取り
その他座席アップグレード
プレミアムエコノミー無料変更
フライトボーナスマイル
マイル有効期限延長
ダイヤリー・カレンダープレゼント
マガジン発行
アップグレードポイント

となります。

こう見るとブロンズ会員ではあまりサービスを受けられず、プラチナ以上でないと上級会員のメリットは感じずらいかと思います。プラチナステータスとダイヤモンドステータスは、スターアライアンスメンバーゴールドとしての扱いも受けることができるので提携航空会社で搭乗時もラウンジ利用,優先チェックイン,優先搭乗と言った特典を受ける事ができます。

スターアライアンスゴールドとは

スターアライアンス は、1997年5月14日に設立された、世界初で世界最大の航空連合です。

その加盟会社による就航国は192ヶ国、1,330カ所の拠点があり、1日当たりの便数は21,000便を超えてます。

何故連合を組んでいるの?

ちなみにですが、世界にはスターアライアンスの他に、ワンワールド、スカイチームという連合があり、JALはワンワールドに加盟していて、スカイチームには日系エアラインは加盟していません。こういった航空会社のネットワークアライアンスがあるのは、自社ではカバーしきれない空路を、お互いに補完し合うためです。

どの航空会社も、世界中全てのエリアに渡航できるように出来れば理想ですが、会社の規模、抱えられる従業員数等々が理由で、難しいのが現実です。

そこでアライアンスとして組むことで、お互いの会社を紹介し、より幅広い場所に行けるようにしているのと、協力関係を結ぶことで、お客さんを囲い込んで流出を防ぐ狙いもあります。

スターアライアンスを利用する最大のメリット

マイルの相互加算

特典の相互利用

要はANAマイルを使って、ユナイテッド航空やシンガポール航空などの航空券を手に入れたり、

逆にユナイテッド航空などで貯めたマイルをANAの航空券に換えることもできるということ。

これは非常に便利ですよね。

また「マイルの相互加算」というのは、スターアライアンス加盟会社の飛行機に乗った場合、

会員登録している好きなマイルを貯めることができるサービスです。

例えば、シンガポール航空に乗る際に、ANAマイレージクラブの会員番号を伝えれば、

フライトマイルをANAマイルで貯めることができます。

手続きも簡単で、

シンガポール航空の搭乗手続きをするときにANAマイレージクラブの

会員番号がわかるものを提示する、たったそれだけ。

 

マイルが相互で貯められ、かつ利用できることで、世界中に旅行がしやすくなった

というのは、このアライアンスの最大のメリットと言えますね。

三大アラインアンスについて下記にてまとめてみました。

加盟社数:28社加盟社数:14社加盟社数:20社
就航国:192ヶ国
就航空港:1,330ヶ所
就航国:152ヶ国
就航空港:992ヶ所
就航国:187ヶ国
就航空港:1,064ヶ所
拠点:フランクフルト(ドイツ)拠点:ニューヨーク(アメリカ)拠点:アムステルダム(オランダ)
代表航空会社
・ユナイテッド航空
・エアチャイナ
・シンガポール航空
・エア・カナダ
代表航空会社
・カタール航空
・British Airways
・カンタス航空
代表航空会社
・デルタ航空
・チャイナエアライン
・エールフランス

話を上級会員のメリットに戻しますね。

ANAラウンジ利用について

ANAラウンジは2種類あります。

・ANA LOUNGE:プラチナステータス、ダイヤモンドステータス
・ANA SUITE LOUNGE:ダイヤモンドステータス

会員のステータスに応じて使えるラウンジが変わります。

もちろんダイヤモンドステータスの方はANA LOUNGEも使用することが出来ます。

ブロンズステータスの場合は上記2ラウンジの利用権利はありますが無料ではなく、マイルかアップグレードポイントが必要です。1,000マイルか2アップグレードポイントが必要です。

下記画像は福岡空港のANA LOUNGEの入り口の画像です。

アップグレードポイントについて

アップグレードポイントとは、1月~12月のANAグループ運航便のご利用で獲得されたプレミアムポイント数に応じて、翌年度のプレミアムメンバーにプレゼントされる特別なポイントです。座席クラスのアップグレードやラウンジのご利用などに使えます。

また、スターアライアンスの提携航空会社のラウンジも海外で使用可能です。国内ラウンジ。

優先チェックインカウンター/保安検査場利用可能

羽田空港国内線のプレミアムチェックインカウンターの入り口です。

混雑したチェックインカウンターに並ぶ必要なく、専用チェックインカウンターでチェックイン後は専用保安検査場を通る事ができるのでストレスフリーです。

上級ステータスの取得方法

上級会員のステータスを得るためにはプレミアムポイントと呼ばれる、

マイルとは別の、実際に搭乗した実績に応じたポイントを、

その年の1月から12月の間に基準を達成する事で得ることができます。

各ステータスの達成基準は下図の通りになります。

プラチナステータスは50,000ポイントで取得できます。ステイタスの獲得条件を示した図は下記。

プレミアムポイントはANAのホームページでシミュレーションができます。

公式サイト:https://cam.ana.co.jp/amcmember/ppsja

上級ステータスの期間

その年の1月~12月でポイントが計算され、ステータスが確定します。上級ステータスは達成翌年の4月から翌々年3月までの1年の間となります。ちなみに、取得基準を取得した翌月からは「事前サービス」としてステータスと同様のサービスを受ける事ができます。

上級ステータス期間中に再度基準を達成しない場合はまた一般会員と戻ってしまいますので、

維持し続けるのは仕事で頻繁に海外に行くなどという方を除くと、維持するのはかなり難しいステータスだと言えます。

しかし、その上級会員を永久的に維持できるのがSFCカードなんです。

上級ステータスを永久に維持できるSFCとは?その取得方法について

SFCとはSuperFlyersCardの略で、クレジットカードの名称になります。このSFCを作ることで、1年で終了してしまう上級ステータス(プラチナステータスとほぼ同様)のサービスを、年会費を払い続ける限り受ける事が出来ます。

申請するためには、プラチナステータス以上(=プレミアムポイントを5万以上)に1年の間に達成し、その上級会員の間に、SFCクレジットカードの申請をする必要があります。そのため、申請資格であるプラチナステータスを得るのに飛行機に何度も搭乗が必要というわけです。

SFC会員とプラチナステータスの差は搭乗時のマイル積算率くらい。優先搭乗や優先手荷物検査、ラウンジの使用など、とても魅力的な会員権なのですね。

この会員権は年会費を払い続ける限り維持することが出来ます。

SFCカードは大きく分けて3種類

SFCカードの種類

  • 一般カード(10,250円+税)
  • ゴールドカード(15,000円~31,000円+税)
  • プレミアムカード(70,000円~155,000円+税)

大きく3種類あります。詳細は別途。

このSFCを獲得するために、皆さん修行と呼ばれる飛行機搭乗を繰り返すわけです。SFC修行については別途ご紹介いたします。

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まとめ

上級会員になると、優先チェックインカウンターの使用可能や専用保安検査場の使用可能、そしてラウンジの使用など、登場までに快適な時間を過ごすことが出来る。

・ただし、上級会員でいられる期間はプレミアムポイント5万以上を達成した翌年の4月から翌々年の3月までと期間限定

5万プレミアムポイントを獲得すれば、プラチナステータスとほぼ同等の恩恵を受けることが可能なSFC会員になることが出来、その権利は会員費を払い続ける限り維持することが出来る。

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